W.全社員でチームを運営する方法

《1.チームメンバー全員が理解すべきチーム運営の10の視点》
1.利益の追求はチームの未来をつくる

ビジネスマンにとっての利益とは、『未来への投資』の為です。そしてこの未来への投資が会社を継続して栄えさせ、社員の雇用・給与の確保を守る事に結びつくわけです。
2.チームで動くメンバーの疑問をなくす情報の公開

チームを運営する為に、最低必要な情報が公開されないとメンバーはリーダー・会社に対して『疑問』を抱くのは普通の感覚です。つまり、情報の公開に踏み切れない会社・チームはメンバーからリストラされると認識していただきたい。
3.メンバーの意識を共有化させるチームの土俵づくり

共有化させる土俵とは、場・状況・情報の共有による問題意識の共有化になります。チームには常に考える事・実践していく内容のベクトルを合わせることが不可欠となります。これがメンバーの意識の共有へつながります。
4.チームは全社員参画型でつくる

今、すべき自チーム・自分の役割をメンバー全員が自ら考え、判断して、行動するから、『我が事』としての意識が出始めます
5.メンバーの人格を認めるチームの一体感づくり

素直にリーダーから「あなたはどう思う?」と聞かれると、認められていることを実感します。人は誰でも、自分の事を認めてくれて意見を求めてくる人に対して、協力していこうと思います。
6.チームで共通の問題に気付いていく

問題とは、誰かの目を通して始めて問題となります。誰かが問題にする事で初めて問題となり、浮き上がってきます。問題が見えるメンバーをつくることでチーム共通の問題として、捉えることが出来る。
7.メンバー間の理解がチーム相互補完機能を高める

相互補完機能とはお互いの不足するものを協力していく事です。その為にはお互いが共通して目指す目標、メンバーのやるべき事、そして何が出来ているのか、出来ていないのかを知らないと協力はできません。
8.チームに秩序や規律をもたらせるメンバー主導の牽制機能

チームにおける牽制機能はリーダーのみではなく、メンバーがチームのメンバーを指摘できるかどうかです。これが出来るチームは正直者がバカをみない職場風土を形成でき、チームの維持発展が図れます。
9.チームの生産性なくしてメンバーへの分配なし

社員は多くもらいたい。会社も多く払いたいが払えない。この問題を解決するのは、『生産性を上げること』。この会社・チームの生産性なくして、分配なしは経営の絶対的原則であります。
10.チーム、メンバーのマンネリを取除くワクワク感にチャレンジ

同じ仕事を同じ方法で3年やれば、誰でもマンネリ状態になります。自覚症状がでにくいのがマンネリです。あなたのチーム、あなた自身は今年、何か新しいことにチャレンジされていますか?

コラム 関連コラム: 同じ判断がチーム力のバロメーター

《2.中小企業のチームを動かす業績を創る黄金法則》

(1)組織運営とは

@組織運営とは、『チームの目的・目標達成に向け、リーダーがメンバーの力を活用して業績を上げる』事です。チームリーダーがメンバーに方向性を示し、具体策を全員で検討し、全員で実践していく事です。

A 組織運営の最大ポイントは、チームを同じ方向に向かせる事です。価値観が似ている人が集まるが組織ですが、中小企業はそうではないと前述しております。だから、メンバーを同じ方向に向かせる工夫をしないとチームは機能しません。

(2)業績をつくる黄金法則

中小企業には、最低限このポイントを実践すれば、チームで業績をつくるマネジメントの仕組みがあります。それが業績をつくる黄金法則です。
その流れは@部門方針A商材戦略B戦術C戦闘D環境整備の5つのポイントであります。

詳細は 症状別コンサルテーション・業績をつくる黄金法則  をご覧ください。

唯単に頑張ろうだけの精神論では、業績を上げるマネージメントはできません。具体的にするから、具体的に実践できる事を念頭においてください。

プレイングマネージャーの仕事術とは、業績を上げる為に

@リーダー・サブリーダー・メンバーの仕事の質をレベルアップし、
Aチームとして動く為の法則をつくり
Bそれを全員で動かす事になります。
Cそしてそのキープレイヤーがプレイングマネージャーとなるわけです。

〜最後に〜
現代は知恵を使って稼ぐ時代です。
会社の売上高は下がります。それをカバーするのは、創造性の仕事しかありません。この創造性の仕事を実践するには、チームメンバー全員が自分で考え、判断し、行動する事。
つまり、考える習慣を身につける事が絶対条件です。その為には、チーム内での人の動かし方を変える必要性があります。

チームリーダーはチームを動かすだけではなく、戦略をつくり、会社を動かす事にチャレンジ。サブリーダーは現場業務だけではなく、チームを動かす事にチャレンジ。メンバーは自分の仕事に責任を持ち、業務の遂行能力をあげること。それぞれがレベルアップをする必要があります。

中小企業にとって、最低限必要なマネージメントの仕組みである『業績をつくる黄金法則』と『チーム全員でチームを動かすプレイングマネージメント体制』にチャレンジしましょう。

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