T.経営方針とは
《1.方針の必然性》
@創業当初には、獣道をつくりは走り、見つけては走って行きます。
A業績が安定期に入りつつある状態では、企業規模も10人、30人と大きくなり、いつまでも獣道を走っていては道に迷う。
Bそこで必要となるのが道標をつくり、獣道を整備する事であります。
Cこの道標をつくる事こそが“方針”であり、社長の仕事となります。
経営計画という目標を具現化するための指針となる道標が方針
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《2.方針と経営 》
方針なき集団の計画には計画を立案した当事者の自己満足が多い。 それは何故か?
@計画とは目に見えるものであり、方針とは目に見えないものだからです。
A方針とは、まるで生き物であるかの様に丁寧に水をやり、陽の光を当てなければすぐ枯れます。
B方針が真に“方針”の役割を果たすには、根づかせ、そして血を通わせる必要性があります。
C血を通わせるとは「社員に対して常にそのことを訴え続け、浸透させること」です。
方針のある計画とは、会社・社員の成長を助成するものである。だからそれをつくることは経営者の最大の仕事。
《3.経営における方針の位置づけ》
@学校や趣味等の色々な組織の特徴は基本的に価値観が似ている人が集まるが、中小企業は例外。
A中小企業の組織は育った環境・年代・性別等の価値観の違う人たちが集まって組織を作る特徴を持ちます。
B放っていたらまとまらないので、組織を統一させる為の仕組みを導入しないと組織としては機能しないように出来ています。
Cその仕組みとは『統一の原則』です
経営形態統一の原則(統一の原則の7要素)
@経営理念
会社の考え方の基準と行動の判断基準であり、組織を統一させる為の源である
A中期ビジョン
会社の3年後、5年後の姿を描くのがビジョンである。
B構造形成戦略
1番運営しやすい・利益を出しやすい『規模』、『方法』を見つける事である。
C方針
方針とは『今年1年間どのような方向性を持って戦うか』を全社員が迷わないようにレール敷く事である。
D商材戦略
商材とは『商いの材料』であり、差額商材を創る戦略である。
E戦術
戦術は人を動かす方策である。
F戦闘
役割分担による日常業務・具体策の実践である。
方針の位置づけは4番目に位置するが、@将来に対してA今年に対しての
扇の要
であり、方針が無ければ将来と今年単年度を結ぶ機能が無い事になり、社員は迷ってしまうので、経営運営上、最重要である。
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