その社長は楽しそうに社員に夢を語っている・・・

■中小企業社長の人生は仕事一筋一代記
「60歳になったら、引退して自分のやりたい事をやる」と何人の経営者から聞いただろうか?
しかし、現実はそうはいかない事が多い。これも経営者という選ばれし人の宿命かもしれない。ある社長は創業40年、年齢65歳から急激に成長された。中学卒業後、四国地方から上京され、丁稚奉公に入った。仕事を覚え、奥さんと独立された

■社員に夢を語る事の素晴らしさ
経営は順調な時だけではなく、ある時期に業績が苦しくて賞与が出せない時があり、社員から「利益を出せる会社にしましょう」と励まされた。この時の経営基盤は顧客基盤と商品基盤そして風土基盤が出来ているのみであった。賞与が出せない時に、社長に相談され、会社の基盤づくりのお手伝いをさせてもらうようになった。

幹部の大半が中卒であった。しかしよく働く素直な人たちであった。みんな馴れない経営基盤づくりに悪戦苦闘しながら、挑戦された。そして創業し、40年かかったが、基盤が出来始めてからの急成長である。社長の粘りと信念と先見性で現在では地域にとってなくてはならない環境分野先端企業に成長された。その社長は社員に夢を語っている。本当に楽しそうに話をされる。経営者人生を締めくくる晩節に成長している事は本当に素晴らしい事だと思う。

■経営者に求められる7大づくり
経営者のゴールデンエイジは55歳から70歳迄の15年間だろうと小池は考えます。
経営者に求められる7大づくり(夢・人・商品・顧客・利益・資金・健康づくり)において、様々な経験をして、知識力・判断力・行動力で7大づくりにフルパワーで活躍できる時期。

30代・40代・50代・の経営者は是非、ご自身の身の丈に合わせた会社作りを目指してほしいし、60大の経営者は経営者のゴールデンエイジを謳歌してもらいたい。

そして、70代以上の経営者は経営者人生の晩節を本当に、良い姿で締めくっていただきたい。