強みの源泉として『一体感としての求心力』と『チーム力』といった・・・

■中小企業の成長要因の一つ
中小企業の成長要因を一つだけ挙げるならば『一体感』である。
日本の経済を支える中小企業の一体感を研究した国がある。それはアメリカである。1980年代のアメリカは日本企業の攻勢にあいながらも徹底的に日本企業の持つ強みを研究した。その強みの源泉として『一体感としての求心力』と『チーム力』といった目に見えないものが挙げられた。そして強い関心が高まり、戦略・経営の仕組み等の目に見える部分と経営理念・組織力等の目に見えない部分の両輪が研究され、その重要性が問われた。
 
■一体感のつくり方は様々
中小企業の経営には『ルール・規則はその通りだが、フイーリングが合わない現象』が幾多とある。会社の成長軌道の安定期までは経営者が現場に出て、先導者として朝は早くから、夜遅くまで一身腐乱に働く。その姿に引きずられ、社員も同じように働く。そこには『残業が云々』・『休日出勤が云々』という世界はほとんどない。
 
お役所からはお咎めがくるかもしれないが、当事者達は『自分が好きで働いているので、ほっといてくれ』と思っている。これは『自分がこの会社を支えている』充実感で満たされているから、働き人としては幸せである。
 
一体感のつくり方は時代によって、経営者のキャラクター、会社の体質によって色々あるが、触れ合いを通じ、個々の人間性を認めあい、成果を共に喜び、悔しがる関係がベースである。