それはやらせるシステムとやらせる人が居ないからである・・・
■会社の中で決め事が何故、出来ないのか?
会社の中での決め事とは人を動かす第一歩である。その為には具体的に内容を決めないと人は迷ってしまう。具体的な決め事とは固有名称、数値、目標で表させる。その上で決め事の認識を共有化させなければならない。
つまり自分の部署で今月やらねばならない決め事は何かを全員が共通認識を持つ事である。
そしてその決め事をやらせる為には決めっ放しの防止と、キメ細かいチェックをする必要がある。
■決めた事をやらせる2つの方法
その決めっ放しの防止と、キメ細かいチェックを具体的にすすめる為には2つの方法がある。一つはシステム化する事とやらせる人を作ることである。
しかし、システム化は方法論がわからず、やらせる人は社長が口やかましく言うのみ。現場の責任者が決め事を率先垂範しない事が多く、且つやらせる為のマネージメントワークの欠如、決め事を守らない社員を叱ることもしない。
結局真面目にやるより、やらなくても何も言われないので会社にやらない風土が出来上がってしまう。
又、経営者がこのテーマで口やかましく言わざるを得ないから当然、本来の業績を向上させる為の施策に力を注げずにいるから、業績も芳しくない。勿論、前提条件として決め事を作ったうえでの話であるが、多くの中小企業では先ず、この決定事項が出ないのが現状である。
逆に決め事を守る会社は決め事を守らないと仲間から注意されるので、決め事を守る風土が出来上がる。
そうなると経営者は次のステップに力を注力できるので会社は成長していく。