社長が社員と一体一で触れ合う時間が長い会社は必ず成長する
30年の経営コンサルタント活動を通じて、会社経営に必要な絶対的法則がある事をいくつか発見しましたが、その内の一つに《社長が社員と一体一で触れ合う時間が長い会社は必ず成長する》がある。
社長が社員と一体一で触れ合うとは、個人面談であったり、営業・現場動向や社長からの教育の事である。人間の本質欲求に人から認められたいとする欲求がある。社長と触れ合う時間が長い事で、社員は自分を理解してもらいたいとする基本的欲求が満たされる。
これは、中小企業独特の感覚で、これが度を過ぎると社長に認められる 為に働くという変な価値観になってしまい、古参幹部を生む原因になる。先日、ある会社の経営計画発表会に参加させていただいた。16年前に経営計画発表会を始めた当時、社員数60名の会社が 現在は、250名までの規模に成長されている。 今回、16年前に初めて発表会を行った会場で、16年ぶりに原点に戻る形で発表会を行われた。16年前は主役が社長のみで王将と歩の経営。《社長こけたら皆こける状態》の会社運営でしたが、今回の発表会は、幾人も主役(幹部)がいて、堂々とした発表内容、そしてその成長した陣営。
社長を始め、幹部・社員の皆様の努力で大きく成長された。王将に金・銀・飛車・角が自前で揃ってきている様子が伺えて、頼もしく感じました。この会社の社長も社員との触れ合いを最も大切にされ、その時間をつくり、土日関係なく、社員に対し、勉強会を開いたりされている。教育の考え方は色々ありますし、あってよいと思います。
自論ですが、教育で絶対的にいえる事は、《教育は儲かるもの》である。つまり、教育は時間と費用の投資であり、そのリターンはやり方・本気度・能力等によって、成果の出方は変わりますが、必ず返ってくる。 薬で例えると、劇薬ではなく漢方薬が教育の本質。
飽きズ・空かズ・諦めズの3ズの精神で望む事がポイント。