永らく継続して栄えているお店・会社には共通点が・・・
■自社固有の戦い方
永らく継続して栄えているお店・会社には共通点がある。
それは経営者の名前より、お店・会社の名前が売れている事である。勿論、創業当初は創業者の強烈な個性で切り開き、ベースが創られる。そのベースが代々受け継がれていく中でそのお店・会社の基本の型が作られ、固められ、磨かれ、そして『自社固有の戦い方』が出来上がる。
■戦い方の基本型を創る事
では、歴史の浅い会社つまり今現在、創業者が経営をやっている会社、2代目の会社の場合は何が必要なのか?
まず、会社の戦い方の基本型を創る事である。この基本型とは会社が継続して栄える為のセオリー=原理・原則である。これをキチンと①知り、②解り、③出来るレベルに持ってくる事である。
セオリーとは野球で例えると9回裏、スコア2対1で負けている。0アウト、ランナー1塁ならバッターにバントをさせ、ランナーを2塁に進塁させる事がセオリーである。勝つチームはこれが確実に出来るから勝てる。
■セオリー=原理・原則
例えば、売上高、営業利益も前年から減少すると減収・減益状態になる。この際の対処方法は以下の流れ。
〇減収減益状態にある会社は資金中心の止血・輸血対策でその状態から脱出させる
〇そうすると減収増益状態になる。
しかしこの経営状態はボクサーの減量生活を365日続けるようなもので長続きはしない。
〇そのなると、どうしても食べ物が欲しくなり、売上拡大戦略の展開となる。
〇この次は増収減益状態になり、そして最終的に増収増益に転化していく。
このプロセスは経営改善のセオリーの軌道である。
医学の病理学は多数の症例に基づき、治療のセオリーが構築されている。その上に新しい発見、技術が展開される。それと同じように会社にも病気があり、それを治す基本的な手の打ち方はある。
それが会社の戦い方の基本型であり、継栄の軸足である。
軸足を固める事で力を強く発揮できる事はスポーツの世界と同じである。
是非とも、会社が継続して栄える為のセオリー=原理・原則をキチンと知り、解り、出来るように挑戦していただきたい。