企業が生き延びる為には利益は当然必要ですが、資金繰りも
一定期間中にどのくらいの入金があって、どのくらいの出金があるかを見るのが資金繰りです。
損益計算書は企業が当期中にどれだけの売上を得て、どれだけ儲けたかを見るものですが、企業は黒字でも倒産します。これは一見不可解な現象に思えるが事実である。
なぜこのようなことが起こるかというと、一企業における「資金」とは人体における「血液」と同じ意味をもち、その流れが絶たれればどんなに健康体であっても生命は維持できない。資金繰りはボクシングです。損益計算書は野球のペナントレースみたいなもので、月によっては赤字でも、決算期までに黒字に追い込めばよい。
しかし資金繰りは、ボクシングの試合のごとく、明日1億円の金が入金する事が分かっていても、今日、必要な資金を用意できずに不渡りを出せば、それで企業はノックダウン。つまり企業が生き延びる為には利益は当然必要ですが、資金繰りも非常に重要です。