新しい商品を開発する事も大事ですが、既に強みである・・・・

■定番商品とは
定番商品やエース商品が生み出す収益は企業の経営基盤を支えます。
次の収益商品の開発、新事業にチャレンジする原資となり、企業の維持・継続・発展のエンジンになります。しかし、商品のライフサイクルは短くなっており、定番商品の比率が下がったり、新たな定番商品を生み出すのは難しい環境になってきている。
 
定番商品のイメージは、商品の中身が変わらずに支持されている印象があるかもしれないが、ほとんどの定番商品は、幾度も改良を行い、その都度にファンを広げてロングセラーに成長している。つまり、定番商品を生み出す事から定番商品を磨く事で新しいファンを獲得し、更なる定番商品として存在する
 
■定番商品を磨く事例
マヨネーズで有名なキユーピーは、発売から30年を迎える「キユーピーハーフ」のテレビCMを新たに制作し、2月14日(月)から放映をしています。
CMは、「日本人の健康を考え、キユーピーハーフを開発した。」という発売当時の思いからスタートし、ポラロイド写真が次々と重なる演出で、これまでの歴史と未来への思いを表現しています。「Life is young.」のコピーで、「キユーピーハーフ」が11回の改良を繰り返しいつも新しく若々しい存在でいることをお伝えするコンセプトです。また今回は、「キユーピーハーフ」と野菜をあえるだけで簡単に作れるサラダを「デリサラダ」として提案します。時代のニーズ変化が激しい健康と食の分野で常に時代に合うように30年間で11回もの商品改良をする事で、さらに強くなっているケースです。
 
〇皆様の定番商品は何ですか
〇エース商品は何ですか
 
新しい商品を開発する事も大事ですが、既に強みである(もしくはあった)既存の定番・エース商品に磨きをかけて、より強くしていく事も大切です。