チームワーク強化には、チームづくりを行なう必要性がある・・・・
■そもそもチームとは
チームワークとは、チームを構成する人たちがそれぞれ自分の行動を起こしながらも、チームとして統制のとれたワークをとっていることをいいます。皆が同じ方向に向かって協力し合いながら動いている状態。個人プレイは、あくまで自分1人で物事をすることですから、みんなと協力して共同で作業を行うということはありません。
チームワークが大切なのは、そこにいる人たちの人間関係を単に良くするためではなく、個人の能力や力では達成が困難なことでも、チームならやり遂げられる事にあります。仕事をするうえで必要な人数が集まったから、チームワームを発揮できるわけではない。そもそもチームとはメンバー全員がチームの一員である当事者意識を持つ事から始まり、共通の目的・目標を持って、それを達成させるプロセスを共有する集合体である。
■チームワーク強化の4つの視点
チームワークを強化していくには、共同で何かをする前にチームづくり(ルール・基準作り、スキルアップ、目標設定等)を行なう必要性があり、そのポイントは4点あります。
〇目的・目標の共有(目的、目標、方法を理解している)
〇参加意欲を高める(自分のやるべき事を理解している)
○スキルアップ(自分のやるべき仕事の力量アップ)
〇協調性(チームのルールを知り・守る)
チームがチームとして機能するためには満たすべき条件がある。東京大学に入るより難しい選ばれし天才集団であるプロ野球の選手でさえ、練習で反復したプレーしか試合ではやらないといっている。
中小企業の現場では、チームワークの初動状態=チームづくりが出来ていないのに、ムリにメンバーをスタートラインに立たせようとするリーダーが多い。
チームワークとはチームでワークをする事を準備して、全員でチームを動かす事である。