チームを動かす為のメンバーへの頑張らせ方を工夫していく・・・

■プレイングマネージャーだけでチームを動かすなんてナンセンス
中小企業は兼任主義で会社を動かしています。部門長=リーダーは自分の現業を持ち、そしてチームマネージメントを行わないといけません。つまり二足のわらじを履いているわけです。一般的な書物に出てくるリーダーシップ論は専業マネージャーについて説明しています。だから、難しい手の込んだ事をやってもそれなりに対応ができるのでしょう。
 
しかし、私達プレイングマネージャーは自分自身の現業とチームを動かすことを同時に考え実践する人で、難しい役どころなのです。あなたの1ヶ月を振り返りましょう。月初には自分が大部分の業務をやるのではなく、メンバーに役割をやらせないといけないと頭で理解するでしょう。しかし、月末が近づくと業績が気になり、責任感という心がうずき、チームマネージメントを放り投げた現業100%の仕事をしているあなたがいませんか
 
■現場からマネージメントがなくなる
そうなると、現場からマネージメントがなくなり、結果として、成長していないメンバーがいます。そして次こそはメンバーに任せようと反省するわけです。結論からいうと、プレイングマネージャーだけでチームを動かすなんてナンセンスです。

中小企業とはいえ、日々求められるテーマが高度化・専門化になっています。リーダーだけがレベルアップしても、ダメな社会環境です。チーム全員がレベルアップする事が求められています。その一つとしてチームはメンバー全員で動かす発想がないとチームは機能しなくなっているのが現状です。多くのリームリーダーが頑張っている事は知っています。しかし、チームを動かす為のメンバーへの頑張らせ方を工夫していきましょう。
 
■リーダーシップが上位者のみに求められるのは間違い
役職が上にいけばいくほど、リーダーシップがないと目立つ。何であの人は部門長なのに、リーダーシップで引っ張ってくれないのかと非常に目立ちます。反面若い子が、1つのテーマで一生懸命頑張ってみんなを引っ張ると、あいつは若いのに、あんまり経験がないのに、しっかりしているといわれる。これもリーダーシップである。リーダーシップはその人の役割遂行に必要な手段である。
 
トップにはトップのリーダーシップが求められて、メンバーにはメンバーのリーダーシップが求められます。つまり、上に行けば行くほど、リーダーシップを発揮しやすい条件と裁量を与えられ、影響力が強いから、リーダーシップが発揮できないとすごく悪いほうで目立っていくっていうことになります。

リーダーシップとは、リードするスキルであり、周囲を引っ張り、巻き込んでいく事。つまりチームの目標、個人の仕事を達成しようとする時にどれだけ人を巻き込む力があるかである。だから、リーダーシップは、リーダーだけではなく、全社員に求められる能力でもある。