決め事が出来ないチームには、業績のご褒美はやってこない・・・・
業績を創り上げる羅針盤である部門方針と商材戦略でやるべき事を検討しても、それだけでは現場で実践する事にはなりません。プレイヤーとマネージャーを兼任スタイルでチームを動かすプレイングマネージャー体制には戦術と戦闘の機能委を入れないと決まった事を決まったように出来ません。その戦術と戦闘について説明します
■戦術
戦術は人を動かす方策であり、決め事をキチンとやらせる事です。
業績対策の部門方針と商材戦略を現場で実践していく方法を検討し、決める事が戦闘機能です。当月の1~31日までにやるべき事を『誰が、何を、いつ迄に、どのような方法で』の形式で具体的に決定事項をつくる事です。成果を上げるためにやるべきことを準備し、どのように人を動かすかを決めていくのが戦術の役割。そのポイントはやり方を決め、できるようにすることです。決め事をキチンとやらせるのは、リーダーの役割です。その前提となるのが、やるべき事の決定事項をつくることです。
いくら会議・ミーテイングで検討しても『誰が、なにを、いつまでに、どのような方法で』やるのかが決まらなければ、明日から行動に移せません。いくら目標を決めても、方針を示しても、差額対策を検討しても、明日から動く決定事項がなければ、前進はしないのです。戦術の仕組みには、決定事項を管理していくシステムが必要となります。この部分に着目していない会社・チームは多いと思います。
決め事とは人を動かす第一歩です。チームで今月やらなければならない決め事を全員が共通認識として持つ事です。
■戦闘
戦術機能で1か月間のやるべき事が具体的に決定事項として決まります。それに従い、全員が役割分担に基づき、決め事を決まったようにやる事が戦闘の重要な機能。戦闘とは実践力です。目標を達成させるために、日々の仕事に対し、やらざるを得ない仕掛けをつくり、やらせていく方法です。決まった内容を決まったようにやらせていくというのが戦闘であり、役割分担による日常業務・具体策の実践です。チームリーダーを含め、全社員が努力して実践する事です。
業績の良い会社は、決め事を守る意識が高い。高いから『守らせる事』に労力を注がなくて済む。結果、他の事に注力できるから、業績も上げやすい。組織は人が動かす。人が組織を動かしやすくする為には、やるべき事をパターン化する事である。やるべき事のパターンを決めないから、習慣化出来ない。
戦闘がないチームの特徴は、笛吹けど、踊らない状態のチーム。経営は最終的には実践の勝負です。決まった事を決まった通りに出来ないチームには、業績のご褒美はやってきません。