経営の王道は継続して栄える事でその為には経営の技術が必要・・・

■物づくりに技術があるように経営にも技術
物づくりに技術があるように経営にも技術がある。
外部環境の影響をもろに受ける中小企業は経営の技術を構築しなければ『社長のやる気=頑張リズムだけ』では続かない。つまり、思い付きの経営から脱皮し、利益を叩き出していく為のルールと基準そしてシステムを創る事が経営の技術である。

経営者が経営者になられた動機、理由は人それぞれ。しかし、現在経営者である事には変わらない。何らかの業種・地域を選択して、経済活動を通じて独自の目的・目標を持つ組織を運営する責任者が、経営者である。
 
■経営の技術
組織の目的・目標を決定する事は、政治、スポーツ、どういう組織でも必ずトップの役割である。企業運営においては、経営者の仕事になる。法人に息吹を入れる目的、目標を創らない、又は創れない経営者は、結論から申し上げると経営者ではない。

経営者の出身畑を考えると圧倒的に多いのは営業出身。販売なくして事業なしは経営の基本中の基本であるから、必然的に営業出身の社長が多くなる。その次は製造畑の社長。つまり、商品を販売する技術、物をつくる技術に長けている方は創業者になっても獣道を見つけては走り、広げていく事が出来る。結果、会社は10年間で生き残る確率が20%とも30%とも言われる難しいハードルを何回も何回もくぐり越え、今日がある。
 
しかし経営者の仕事を考えた時に『物を売るだけの技術』、『物をつくるだけの技術』だけではいけない。そこに必要なものが経営の技術である。私共中小企業は、体から汗を流し、脳みそから知恵を搾り出し、魂から情熱をほとばしりながら、必死に生き抜き豊かな明日を信じ、夢を追いかけ成長してまいりました。

経営の王道は継続して栄える事で、良いときもあれば悪いときもある。良い状態を如何に長く継続させるか、悪くなる状態を如何に早く察知し、脱却できるかはその企業が持つ経営技術の差であると確信します。