経営計画書は、作るのが目的ではない・・・
■実践具体策の実施状況を確認
計画書が作成された後の計画書の運用です。各部門の実践具体策の進捗状況の確認方法。実践具体策のスケジュールの該当月末にその項目を『やったか、やっていないか』、そして『その状況はどうか』を確認する。
その基準は
〇全然やっていない0点
〇取り組み始めた1点
〇本格的に取り組んだ2点
〇成果が出てきた3点
〇よく出来た4点の観点でチェックする。
■全員で活用
この経営計画書は、作るのが目的ではない。重要なのは、全社員による作成、活用する事である。経営方針を経営者が作り、発表する。発表したから後は皆でやりなさいでは経営方針の意味が理解できず、具体的に動けないので、方針が浸透しないのである。ならば、最初の作る段階で、全社員に方針を落し込む流れで作る方がわかりやすい。
初めて作る会社の社員は何か新しい事をやらされる感覚になる。最初から全社員が協力してやるスタンスは直ぐに揃わないのも事実である。しかし、何回か繰り返すと定着してくる。現場で活用出来る中身を前提として、全社員で考え、作成するから、実践度合いが高まる。全社員参画型作成・運営方法が大事になる。
計画書は対外的なものではなく、社内の問題である。やはり使える内容にして、徹底して使っていただきたい。