自分が取組むべき最優先業務を考え、判断し、スケジュール化する事・・・
■決め事分野の社長の躾にも限界がある
中小企業の社長は口うるさい。決め事をやらせる為にしつこく言い続ける。しかし会社の規模が大きくなり始めると、決め事分野の社長の躾にも限界がある。目が届かなくなるからだ。だから役員・部門長がその機能を果たさないと決め事を守らない風土が出来上がる。
最近は叱る役員・幹部の存在が天然記念物になっている。守らせるとは怒る事ではない。何故守れないかを考えさせないと何も解決しない。
それは
〇やり方がわからないのか
〇やり方がまずかったのか
〇計画に無理があったのか
〇それともやる気がないからか
その要因を掴まないと同じ事の繰り返しである。
叱るとは目的を達成する為に導く事であり、その方法として厳しく注意する、目で睨みつける、恥をかかせる等色々ある。決め事を守らせる人をつくるやり方は原始的なやり方である。しかし、風土を創る為にはシステムも利用するが、先導者が意識をしてやらせる事が重要である。躾にエエカッコしてもしょうがない。
■決定事項におけるリーダーの役割
1か月間のやるべき事が具体的に決定事項として決まります。それに従い、全員が役割分担に基づき、決め事を決まったようにやる事が実践。ここで重要となるのが、行動管理です。戦術機能で自分が取組むべき最優先業務を考え、判断し、スケジュール化する事です。
戦闘とは実践力です。目標を達成させるために、日々の仕事に対し、やらざるを得ない仕掛けをつくり、やらせていく方法です。決まった内容を決まったようにやらせていくというのが戦闘です。チームリーダーを含め、全社員が努力して実践する事です。チームリーダーはしつこく、細かく現場業務を指導していくことです。しつこくとは、メンバーにやるべきことをやらせていくことです。細かくとは、メンバーの行動予定を押さえることです。現場指導には色々ありますが、最終的にどこを押さえればいいかというと、メンバーの行動予定です。
いくらやるべき事が明確でやり方がわかっていても、それが行動予定になければ実践できません。このポイントをきちんと押さえることが本当の意味で人を動かす事になります。